ひとりのわたし

躁うつになりましたが わたしはわたしです♪

ある人の。

ある日、ある人が言っていました。

 

「私には、居場所がないのよね…」

 

幼い頃から両親は、子供の前で言い争うような喧嘩ばかりで、姉妹からは価値観の違いに、違和感を感じる毎日だったと。

 

周囲の友達とはうまく馴染めず、理解し合えないから、気付けば選ぶ道は私自身が一人になると…。

 

大病を患わった時も、誰も理解など示さなくて、友達とは疎遠になり、ドラマのような家族の絆、温かさを感じず、むしろ冷たさを感じてしまい、その日以降からずっと、“家族とは、そこにいるだけの人達”にしか感じなくなりました。

 

何一つ変わらない、家族であっても他人事。誰も変わらないし、理屈すら跳ね返される。

 

満たされない孤独な毎日の中で、その血筋すら嫌うようになっていました。

 

「何故、恋人を作らないのですか?」

 

ものすごく不思議な疑問です。

 

「いずれ結婚することになるのなら、私自身は相手と2人だけの問題だけではなく、家族間との繋がりでもあるから、正直私自身の家族には、劣等感を感じてしまうの。私自身が…」

 

不釣り合い、恥ずかしいことだと。いつしかご本人は、生きてきた中で感じるようになっていました。

 

 

未だに実家暮らし。姉妹も誰も結婚しておらず、仕事から帰宅すれば、誰かが言い争う環境に居続ける毎日。

 

大病も患わってでも、ある人が“守りたいもの”は何でしょうか?

 

そんな重みがある話に、私自身は何ができるのでしょうか?